天然の生簀と言われる富山湾と北アルプスの関係性
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FIELD SUITE HAKUBA KITAONE KOGEN(以下FSH)スタッフの猪尾です。
白馬村は1週間ほど前から桜が咲き始めました。
今シーズンも、この土地に繋がった食材と長野ワインを鈴木シェフ・吉平ソムリエが最高の組み合わせでお届けする準備が始まっています。
今日は、今シーズンから新たに仕入れることとした富山湾の鮮魚をご紹介します。
実は富山湾と上記の写真にも映る北アルプスは深いつながりがあります。
北アルプスの山頂に降り注いだ雨は、わずか数センチの差で長野県側と富山県側に行き先が変わり、富山県側に流れ落ちた雨は北アルプスの栄養分を蓄えながら黒部川に合流し富山湾へと注がれます。
皆様がFSHでご覧いただく北アルプスは黒部川を通じて富山湾と繋がっているのです。
地図として見るとこのようになります。もし北アルプスにトンネルがあれば富山までは直線距離で40キロ程度、車でも30-40分でいけてしまうくらい近いのです。
その繋がりを生かした食材をぜひ皆さまへお届けしようと、評判を聞きつけて、富山湾で70年以上鮮魚を飲食店専門に卸している株式会社ナカノへ鈴木シェフが訪問しました。
鈴木シェフと株式会社ナカノの中野社長(撮影時のみマスクを外しております)
世界で最も美しい湾の1つに数えられる富山湾です。
富山湾は、“あいがめ”とも呼ばれる深い渓谷が多数存在し、深層水と入り交じる所に動物プランクトンや多様の小魚が発生し、白エビやホタルイカ又、鰤やカツオ又大型の鮪やカジキも海遊し富山湾が天然のいけすと言われる所以です。
特に白魚はどの港でも取れるが富山の白魚が大きくて甘くて日本一です。
又、漁場が市場と非常に近い(15分~1時間)ためストレスが少なく新鮮な魚がその日のうちにセリにかけられます。セリ後に、当社には9:00頃には魚が揃うので、そのタイミングで鈴木シェフから注文をもらえれば、その日のうちにお届けします。
私達(株)ナカノは、古くからおいしい魚をお得意様に届ける使命感を持って一所懸命働いています。言い換えれば、私達自身も富山湾に育まれていると思っています。
中野社長からの心に残った言葉でした。
今シーズンは、北アルプスの裏側から富山湾の新鮮の魚と、長野ワインの最高の組み合わせを考えて、皆さんをお待ちしています。
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