新緑の6月
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こんにちは、スタッフの黒田です。
いよいよ全国で緊急事態宣言の解除が発表されましたね。「FIELD SUITE HAKUBA(以下、FSH)」もコロナ対策をしっかりし、当初の予定通り6月から営業をさせて頂く事となりました。北アルプスの絶景を前にテント泊という、オープンエアの自然の中で心身共にリラックスをして頂けるグランピング施設となっておりますので、ぜひ外出自粛やリモートワークでの疲れを癒しにいらして下さい。
「でも6月は梅雨だし」とお思いの皆様に、白馬移住8年目の私から「6月は、白馬の最高の季節です!!」と、大きな声でお伝えさせて頂きます。実は白馬の6月は雨も少なく、1年の中で一番緑がきれいな季節。冬の間の寒さや、雪の重みに耐えに耐えた植物たちの生命力をもっとも感じられる季節が6月です。
私をはじめとした多くのスタッフの「6月の素晴らしい景色をお客様に見て頂きたい」という思いから、今年のFSHは6月からの営業を決めていました。コロナの影響で、6月にお客様をお迎えする事は叶わないのだろうかと心配しながら、スタッフ一同、準備をすすめ、6月20日~と短い期間にはなりましたが、この素晴らしい季節をご紹介できる事となりました!
とはいえ、6月は梅雨やGWと夏休みの間の期間、祝日もなく「国内旅行」や「観光」というイメージが少ない季節でもありますので、ここで6月の白馬の魅力を少しでもご紹介できればと思います!
「雨の後の新緑」
寒さに負けないように固い木の皮の中で耐えていた新芽たちが5月辺りから徐々に芽吹き始めます。6月はその芽がさらにぐんぐん伸びてきます。出てきたばかりの芽は若く、黄色のような、いわゆる「若草色」ですが、雨に当たった次の日は、いきいきと「緑」に変わります。雨で空気の汚れも落ちている事もあり、それはもう、迫ってくる生命力を感じる景色です。雨で洗われた空の青と、3000m級の山は残雪と雪解けの進んだ尾根で白と黒、草や木の成長で大きく見える山の緑!白馬に何年住んでも、思わず「おぉ!」と声を上げてしまいます。森林限界との境もクッキリ別れ、the白馬の山!という景色です。
「足元の芽吹き」
FSHのフィールドである「北尾根高原」のネイチャーフラワーパークでも、植物達が芽を出しはじめます。小さな小さな芽から、1日でも分かるくらいぐんぐんと成長していく植物達のパワーを感じる事ができます。パークでは、村内で自生している草花を保護しながら、なるべく自然環境を再現するように育てています。山の上から里山まで、白馬で見られる様々な植物の芽吹きを、フィールド内で観察する事ができます。かわいい山野草も少しずつ、咲き始めます。
「田植えたばかりの田んぼの村の景色」
白馬の田植えは、長野や安曇野より少し遅めです。それは、雪解け水が冷たすぎるから。山の雪が解けて、代掻き馬の雪渓が出てきたら、田んぼを起こす代掻きの始める合図、、、と昔はなっていたそうです。今も田植えはだいたい5月下旬~6月頭。水を張って、田植えを待っている田んぼ、まだ稲が大きくなる前の田んぼは、鏡のように空や景色を映します。北尾根高原から見下ろす白馬村の景色も、一面キラキラです。稲が大きくなって緑、稲穂になって黄金色、雪の白、も、とってもキレイですが、このキラキラは、今の時期しか見られないスペシャルな景色です。付け加えると、、、村の中では、夜のカエルの合唱も素晴らしいです。
さて、白馬の6月の魅力のほんの一部ですが、伝わりましたでしょうか。雪解けの川の音、残雪の北アルプスから届く冷たい風など、まだまだ感じていただきたい事は沢山あります。本当に、観光シーズンでない事が残念な位の素晴らしい季節です。
気温としては、昼間は日差しが心地よく、夜はまだ布団をかぶって寝る位涼しいです。特に、FSHのある北尾根高原は標高1200mですので、夜にはダウンやフリースが必要なくらいの気温になります。私も家では窓を開けて冷たい空気をいれつつ、掛布団に包まって寝ます。顔が冷たくて、身体がぬくぬく、その温度差も6月の白馬の魅力のひとつです。
自然には、皆様の日々の疲れを癒し、明日への英気を養う力があると思っております。特に6月の新緑の勢いは、背中を押されるようなパワーを持っているような気がしています。コロナで落ち込んだ気持ちが明るくなるような、さわやかな6月の白馬の景色をぜひ体験しにいらして下さい。
日頃の忙しさを忘れてFSHでゆったり過ごす時間が、皆様の日々の癒しとなりますよう、スタッフ一同、心を込めておもてなし致します。
~皆様に安心して過ごして頂けるよう、FSHでのコロナ対策のご案内をしております。
「ゼロ密リゾート~安心してご滞在いただくために~」
https://fieldsuite-hakuba.com/blog/2020/05/25/001-16/
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